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〒811-4184 
福岡県宗像市
くりえいと1丁目5番7号
TEL 0940-38-8800
FAX 0940-38-8801
 


前立腺癌検診の必要性

 前立腺肥大症

 前立腺とは?
前立腺は、膀胱の出口で尿道をぐるりと取り巻いているクルミ大の臓器で、精液の一部となる前立腺液を分泌しています。50歳を過ぎたころから、加齢とともに多くの男性で前立腺(内腺)の肥大が見られるようになります。なお、肥大の過程と症状の出現時期やその過程には個人差があります。

 前立腺肥大症と排尿障害
前立腺肥大症になると「尿の出が悪い」「頻尿、特に夜間頻尿」といった排尿症状が出現します。尿の出が悪くなる原因としては、肥大した前立腺が内側にある尿道を圧迫するため(機械的閉塞)と、前立腺が自律神経(交感神経)の作用で緊張(収縮)して尿道を圧迫するため(機能的閉塞)であると考えられています。

 前立腺肥大症の診断
前立腺肥大症の診断には、排尿症状、前立腺の大きさ、尿の勢いや残尿の有無などを検査します。また、前立腺肥大症に似た病気(前立腺がんなど)やその他の病気が隠れていないかも調べます。
--通常おこなわれる検査--
排尿症状の程度(国際前立腺症状スコア:IPSS)
直腸診
超音波検査(おなかの表面からの検査)
尿流測定(尿の勢いの検査)
残尿測定
前立腺特異抗原(PSA):血液検査
--必要な場合におこなわれる精密検査--
超音波検査(直腸からの検査)
尿道膀胱のレントゲン検査
内視鏡検査
腎臓のレントゲン検査
膀胱機能の検査

 超音波検査
前立腺の大きさや形を、おなかの表面から超音波(エコー)を使って調べます。精密に調べる必要がある時には、直腸に超音波の検査器具を挿入して検査することもあります。

 残尿測定
普通、排尿した後の膀胱には尿は残っていませんが、前立腺肥大症が進行すると残るようになります。排尿後に残った尿(残尿)の量を超音波やカテーテルを使って調べます。

 尿流測定
尿流量計に普通に排尿するだけで、尿の勢いや排尿の具合がわかります。尿流量測定で判る最大尿流率(尿流率:1分間の排尿率)という値が高いほど、尿の勢いが良いことを示します。
前立腺肥大症の場合

尿の勢いが悪い
尿がすぐに出始めない
排尿が終わるまで時間がかかる
途中で中断する
などの特徴があります。

 前立腺特異抗原(PSA)
前立腺肥大症には前立腺がんが合併していることがありますので、血液検査をしてPSAを測定します。 PSAは前立腺がんになると血液中に増えてきます。前立腺肥大症でも高くなりますが、PSAの値が高いほど前立腺がんの疑いが強くなります。
■前立腺肥大症と前立腺がんでは発生場所が違いします。
前立腺肥大症は尿道に近い前立腺の内腺に発生するため、初期の頃から排尿障害がおきます。前立腺がんは尿道から遠い外腺に発生するので、初期の段階では排尿障害などの自覚症状は少ないといわれています。

 薬による治療
前立腺肥大症の治療は、多くの場合、薬による治療から始められます。現在排尿症状の改善には最初にα1受容体遮断薬が使われることが多くなっています。ただし、この薬には前立腺を直接小さくする作用はありません。

 外科的治療
前立腺肥大症が進行している場合や、薬を服用しても効果が不十分な場合などには、外科的治療が行われます。患者さんの前立腺肥大症の進行度、年齢、体調などによって、最も適した外科的手術が選ばれます。
開腹手術 開腹して前立腺を摘出する方法で、以前は数多く行われていましたが最近では少なくなっています。大きな前立腺の場合には開腹手術となります。
内視鏡手術
(TUR-P)
内視鏡を使って尿道から前立腺を削りとる手術で、現在、主流となっている方法です。
切らない
中間的治療
前立腺を切らずに治療する方法です。症状や肥大の程度、治療法の種類によって、改善効果が異なり、TUR-Pに比べて劣ったりすることがあります。

 高温療法などの中間的治療
TUR-Pのような根本的治療ではありませんが、TUR-Pを行うことができない高齢者や心臓病などの持病がある方でも受けられます。入院しないで外来で治療を受けることもできます。
高温度療法
尿道から特殊なカテーテルを入れて前立腺をマイクロ波で加温し、高温度により前立腺組織を変化させたり小さくします。

前立腺高温度治療
最センサーで制御しながら、患部を過熱して縮小させます。
通院での外来治療が可能です。

 
高温度治療装置    
※画像をクリックすると拡大画像が表示されます。

組織内凝固療法
ラジオ波治療(TUNA)
  尿道から前立腺内に電極を刺入して電極周辺の温度を上昇させ、前立腺組織を凝固します
レーザー治療(ILC)
  尿道から前立腺内に針状の照射部を刺入し、レーザー照射によって前立腺組織を凝固します。





 前立腺がん <早期発見の手引き>
前立腺がんの年間発生数・死亡数
(20年後には3倍に)
下のグラフは、わが国における前立腺がんによる死亡数の推移を、年齢別にみたものです。ここ30年ほどの間に、おどろくほど急激に増加しているのがわかります。
1995年の段階での、わが国における前立腺がんの年間発生と死亡の実数は、それぞれ1万人、5千人程度です。しかし、いまの傾向が続くと、この数字は、あと20年後には3倍近くに増えると予想されます。


 男性の生殖機能に重要な関わり
前立腺の構造と機能
前立腺は男性の膀胱の出口にあって、尿道をぐるりと取りまいているクルミ大の器官です。もっとも重要なはたらきは前立腺液を分泌することで、この液は精嚢が分泌する精嚢液と混ざり合って精液となり、精子を保護しています。つまり、前立腺は男性の生殖機能に重要なかかわりを持つ器官といえます。


 外腺に発生する前立腺がん
前立腺のなかで前立腺液を分泌している部分は外腺とよばれます。これは前立腺をクルミだとすると、その殻にあたる部分です。前立腺がんはこの部分に多く発生します。
ついでながら、クルミの実にあたる部分は内腺とよばれますが、これが年齢とともに肥大してくるのが前立腺肥大症です。


問診、腫瘍マーカー、触診、超音波検査などにより診断
  前立腺がんの診断は通常、問診に加えて、
<1>腫瘍マーカー(PSA)
<2>直腸内指診(DRE)
<3>超音波断層法(USG)
を組み合わせて行います。
DREというのは、医師が肛門から直腸に指を入れて、前立腺に直接触れることで診断する方法。PSAによる診断は血液中に分泌される特殊な蛋白質を測定する方法で、簡単な採血で測定することができ、なおかつ精度も高いことから、最も基本的な診断法となっています。





安部ひ尿器皮ふクリニック
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